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1作品で4ページかかるって、一体いつ以来だ?
おそらくToS以来、6年半ぶりだろう。
やはりDQ7の長さは半端じゃなかった。

ラストダンジョンの直前から。

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8/30(Part1)

これ以降、パーティ編成が自由化される。
グランエスタード城でのイベント中にマリベルが抜けるが、
フィッシュベルで彼女に話しかければ誰かと交代できる。
馬車の無い今作では、パーティは4人までだ。

さて、誰を連れていこうか。
言うまでもなく、主人公であるカイトは外せない。
残り4人から3人だ。戦力としての特徴を書くならこうか。ここまでの職歴でなれる上級職も。

マリベル…HPと攻撃力が低いが、素早さとMPを両立できるので呪文役に最適
(バトルマスター、魔法戦士、パラディン、賢者)

ガボ…素早さの高さで速攻に向く、離脱機会が無かったので職歴もある。欠点は装備の少なさによる攻守の低さ
(海賊、魔物マスター、パラディン)

メルビン…HPとMPを両立でき、攻守ともに優秀。素早さだけは低い
(バトルマスター、パラディン)

アイラ…攻守は高めだが、HPとMPにやや不安あり。装備に恵まれている
(バトルマスター、パラディン)

戦力で見ると一長一短なので、最終的な選抜はプレイヤー次第か。
Lvの低いマリベルが留守番する場合が多いってくらい?
しかしPS版ではマリベルを外したので、今回は連れて行きたい。
職歴の重なり方を考えるとガボも入れる。
メルビンとアイラを比較すると、メルビンが上回るのはHPとMP。アイラは攻守と素早さで上だ。
だが、後者は装備で何とかなるのに対し前者はLv上げと職業でしか変えられない。
この点を重視して、4人目はメルビンに決定。アイラを待機させる。

小説版では、当然のように5人でダークパレスに乗り込む。
装備も職業もトップクラスのもので揃えられている。
どれだけバトル回数重ねたらマネできるんだ?
カジノで勝ちまくったり、メダルを集めまくることも必要だろう。

決戦の前に、いくつか寄り道する。
まずダーマ神殿で転職だ。マリベルが武闘家をマスターしたので、ついに上級職になれる。
前述の4択のうち、選んだのは魔法戦士。
カイトが賢者をやっている今のうちにこれをマスターしておこうって話だ。
もう次がラストダンジョンだから意味無くなりそうではあるが。

他にはマール・デ・ドラゴーンで水鏡の盾を1個購入。使い回しできるので買う価値大と判断した。
クレージュで世界樹の葉を1枚入手し、メダル王の城で賢者の石をもらう。
現状できる戦力強化はこのくらいか。


というわけで、乗り込もう。ダークパレスに。
長い長いDQ7の物語も、ついにラストダンジョンにたどり着いた。
入り口からは入れないので、飛空石に乗って頂上から攻める。
クリスタルパレスを持ち上げる形で出現した塔なので、
6~9階はかつてと同じだ。アイテムを回収済みならスルーでOK。
その後、1階まで降りれば中から入り口を開けられる。ショートカットになる。

それから地下エリアに入るのだが、PS版では背景がうごめく気色悪い内装だった。
バトル中でも上下動する得体の知れない柱のようなものは、今でも少しだけ記憶に残っている。
今回はいくらか緩和されたようだ。

さらに進むと祭壇がある。
4精霊からもらったアミュレットをどれか使うことで進める仕掛けだ。つまり、4つのルート分岐になる。
炎は業火の洞窟、水は激流の洞窟、風は烈風の神殿、地は死地の洞窟。
突破だけなら1つ選べばいいが、この4つのダンジョンには
それぞれ伝説級の装備品が1つずつ置かれている。
最終決戦の前に、全部回収といこう。

手に入る装備は、炎はフエーゴの兜、水はオチェアーノの剣、風はトルナードの盾、地はガイアーラの鎧。
どこかの言語で、それぞれ対応する要素と関係ある名前だ。
しかも、物語の最初に謎の神殿の仕掛けを解く時
神殿内の4体の聖者像に4つの装備を捧げたことがある。
ちょうど上記と全く同じ対応で。これが出自ということか。

ロトシリーズや天空シリーズと異なり、主人公しか装備できないということはない。
ただ、4つ全てを装備できるのは主人公だけだ。
カイトには水竜の剣があるので、オチェアーノの剣だけメルビンに回す。
これでカイトの守備力が146から一気に274まで上がる。
ダークパレスに入った時点で、彼の防具はプラチナメイル、プラチナシールド、鉄仮面だった。
一体どこから防具を更新してなかったっけ?
いくら職業が賢者だからって、Lv34で守備力146というのは
主人公としてはあまりにも低すぎる数値だった。

次は出現する魔物について。
グランドドラゴンや大魔導など、さすがに強豪揃い。
ネクロバルサは、敵としては珍しいライディンの使い手。
使った時は防がれにくくて便利なこの呪文だが、裏を返せばこちらも対策が取りにくい。
呪文に耐性がつく装備は数あれど、ほぼ全てディン系には効果が無い。マジックバリアは有効。
無策で受ければ全体80と、この時点でもかなり大きい。ディン系の使い手には注意が必要だ。

あとは、宝箱の中に1つだけパンドラボックスが混ざっている。
ミミックをさらに強化した宝箱モンスターだ。
2回攻撃でザラキ、マホトラ、甘い息、痛恨を使ってくる、本当に危険極まりない強敵。攻撃力は240くらい。
マホトラは効くので、ザラキだけでも封じておこう。

強敵はまだいる。煉獄魔鳥である。
灼熱に加え、名前の由来である煉獄火炎を使用する。
これは今作から登場した、灼熱のさらに上を行く炎のブレス特技。
無策だとダメージは230前後。輝く息よりも高い。フバーハかけてもまだ3桁だ。
こんなものを集団で連発されては、対策のしようもない。
業火の洞窟にしか出現せず、そこは入り口から宝箱までの距離も短いので
会わないことを願うしかない。

前述の装備を3つ回収したら、戻って準備を整え直す。
最初に道中の宝箱を回収しながら、水か風のダンジョンに行って宝箱を回収したらリレミトで抜ける。
次に、炎も含めた3つの回収を目指す。
最後に地を選ぶ。宝箱を回収しながら突破し、そのまま進む。この手順がよいだろう。
洞窟を抜けたところで全回復するので、道中は温存無しで戦っていい。

この洞窟を抜ければ、今度こそ本当に最終決戦だ。
いざ!

52:33
カイト:Lv34 マリベル:Lv28 ガボ:Lv33 メルビン:Lv32



8/30(Part2)

再び現れる、魔王オルゴ・デミーラ。
第4段階まであり、合計HPは驚異の14300。

まず第1段階。通常攻撃、灼熱、凍える吹雪、尻尾を振り回すを持つ。
どれも無策なら3桁ダメージになるが、1回攻撃なので着実に回復すれば問題ない。
この段階のみドラゴン斬りが有効。

出てきて早々に強烈なインパクトを放つのが第2段階。
通常攻撃、メラゾーマ、イオナズン、かまいたち、激しく燃え盛る炎、念じボール、正拳突き、凍てつく波動、あやしい瞳と
やたら豊富な攻撃手段を有する。確率低めの2回行動。
しかも強烈な攻撃が含まれているので注意が必要な段階だ。
激しく燃え盛る炎は、灼熱と同じくらいの160全体。ただしフバーハが効かない。
120×2の念じボールや、下手すれば200オーバーの正拳突きなども危険だ。

第3段階からはゾンビ斬りが有効だが、習得してないので使えない。
通常攻撃に混乱の追加効果がある。
他には、叩きつける、マグマ、おぞましいおたけび、猛毒の霧、凍てつく波動を使用する。たまに2回行動。
この中で危険なのは、おぞましいおたけび。全体に140ダメージだ。
しかも防御する以外に軽減手段が全く存在しない。
これに通常攻撃か叩きつけが加わった2回行動を引いたらパーティが壊滅する。
DQ6の時も思ったけど、叫ぶだけでこんな大ダメージを与えられるって
一体どんな叫び方してるんだ?

そして最後の第4段階。
通常攻撃、灼熱、凍てつく冷気、押しつぶす、巻きつく、マダンテ、ラリホー、凍てつく波動、取り巻き召喚と
これまた多彩な行動を持っている。もっとあるかもしれない。たまに2回行動する。
灼熱はフバーハでなんとかなるが、凍てつく冷気の場合はそれも通じない。被ダメージは無策での凍える吹雪と同じくらい。
巻きつくは単体120、押しつぶすは全体60とそれほど怖くない。
が、マダンテは要警戒だ。全体攻撃で180前後のダメージを与えてくる。
出てくる取り巻きは、ドゴロクとプロブロス。
ドゴロクは火炎の息と激しい炎を持つアタッカー、プロブロスはスカラとルカナンを使うサポーターだ。
どちらもHPがかなり高い(600以上?)が、出たらなるべく倒しておきたい。

初回は第3段階に、2度目は第2段階に負ける。
この辺が攻撃が激しく、要注意の段階と言えるだろう。
激しく燃え盛る炎とおぞましいおたけびが強烈で、これを含む2回行動を使われると崩される危険性が高い。
必要な呪文特技は一通り揃っているので、敗因はステータス不足か。

ならば、温存してきた各種の種と木の実をここで使おう。
最低でも全員MHP200は必須。マダンテを乗り切るにはこれくらい欲しい。
全員に魔法の聖水と祈りの指輪を持たせ、MP不足にも備えておく。
加えて、メダル集めもしておく。90枚でメタルキングの盾をもらった。

あとは少しだけ熟練度稼ぎだ。
現代と過去のサンゴの洞窟を探索するついでにバトルを重ねる。それぞれで石版が1枚ずつ入手できる。
ここは魔物が弱い割に、Lv制限無しで熟練度を稼げる。
カイトが★7に達する。賢者でメラゾーマを習得してしまっていいのか?魔法戦士の立場が・・・。
1ターンでできる攻撃手段としては現状最強だが、攻撃にMPを回す余裕は無い。
パラディンも、ベホマラーとザオリクを覚えられる。
戦力面ではうれしいけど、ゲームバランス的にはどうなんだと思わざるを得ない。

役割も考えておこう。
カイトは賢者の消費MP軽減を活かし、ベホマラーとザオリク役に。
攻撃は水竜の剣メイルストロムで行おう。第1段階だけはバイキルト+ドラゴン斬りも有効。
マリベルはベホマとフバーハを率先して使う。魔法戦士のMPは結構高い。
攻撃は、MP無消費のかまいたちで。第4段階ではコーラルレインと使い分ける。
ちなみに、オルゴ・デミーラに対し強打系の通りは微妙。他の攻撃呪文には耐性を持たないようだ。
ガボは賢者の石を持ち、敵の全体攻撃からのリカバリーを受け持つ。
攻撃はかまいたちで行う。バイキルトしても目立つほど大ダメージは与えられない。
最後にメルビン、メインアタッカーを引き受ける。オチェアーノの剣でバイキルトして攻撃だ。
危なくなったら彼もベホマラーで回復に回ろう。
結構な頻度で凍てつく波動が飛んでくるので、バイキルトはメルビンだけでいい。
他の補助はフバーハだけにして、攻撃と回復を優先する。

以上の作戦で3度目の挑戦。
第1段階は小手調べだ。着実に回復していけばいい。
で、第2段階になったらカイトが召喚を使用。上級の賢者が使える、精霊を召喚する特技だ。
精霊はNPC扱いだがHPとMPの設定があり、倒されると去っていく。召喚は1度のバトルで1回だけ有効。
出てきたのはタッツウ。最下級の精霊だが、それでも戦力になる。
NPCと同じ特殊会心を持っているのは意外だった。ダメージは490。
第3段階のおぞましいおたけび+叩きつけで倒されるも、十分活躍してくれた。

あとは、唯一のザオリク使いであるカイトが倒されない運を引き寄せられれば。
彼以外なら、1人くらいKOされても立て直せる。
マダンテにマジックバリアは効かないようなので、第4段階では常にHPMAX近くを保つ。
マリベルのMHPを209まで上げていたおかげで、なんとか乗り切れる。
命の木の実を使わなければ167だったので、一撃される。
合計3度のマダンテをしのぎ、最後はメルビンの攻撃でフィニッシュ!


ダークパレスを脱出し、降り立ったのは天上の神殿。
早速、神の兵達に迎えられる。
今度こそ魔王を倒し、世界は平和になったのだ。
石版世界と異なり、こちらではカイト達の名前で
この戦いの物語は語り継がれていくだろう。

天空シリーズと同じく、飛空石で世界巡りとなる。
天上の神殿でメルビンと別れ、カイト、マリベル、ガボの3人だけで行く。
序盤からほとんどの旅程をともにしてきた3人だ。

まずはダーマ神殿。ここにお世話にならずして、勝利は無かったと言っていい。
神殿地下では山賊達も来ている。
この後も含めて、どこか物足りなさを感じるのは過去で会った面々がいないからか。
どちらかといえば、石版世界の方が冒険としての比重は大きかったからね。
ここにフォズやカシム達もいてくれたらと思う。

次は聖風の谷、砂漠の城、エンゴウと精霊巡りの地を回る。
メザレにも行ったがノーコメントで。
砂漠の城では、サイードの旅立ちを見送った。
そういえば、過去でのカイト達の活躍が「名前入りで」伝わっているのは砂漠地方だけか。
そしてエンゴウでは、数年ぶりのほむら祭りも行われる。
存分に食べて飲んだら、火山に炎を投げ込もう。
過去のエンゴウの時と違って職業服を着ているので、帽子をかぶる演出は無い。

マーディラスとコスタールにも立ち寄る。
前者ではグレーテ姫から告白されそうになる。どうしよう?
マール・デ・ドラゴーンにも降り立つ。

そして、終着点はもちろんグランエスタード城だ。
城に行く前に、町入ってすぐ右の井戸に入るのを忘れずに。
このタイミングでしか入手できない石版が落ちているのだ。
ラストバトルを終えてからということは、この石版で隠しダンジョンに行けるということなのだろう。

一夜明けると、アミット漁の日。フィッシュベル伝統の祭りだ。
ということは、スタートから1年経過したということか。
この時点でカイトの服装が通常に戻る。
ダーマ編を終えてから1度も見てなかったので、相当なつかしい。

一見すると、物語の始まりの日と変わらないように見える。
しかし、大きく変わったことが3つある。
1つ、もはや世界はエスタード島だけではない。
2つ、浜辺を駆け回っていたキーファはいない。
そして3つ、カイトが漁師デビューする!
マーレ母さんからアンチョビサンドを2人前もらったら、早速船着き場に行こう。

ガボも見送りにきている。彼が待っているなら、大量に採ってこないと足りないだろうな。
マリベルはというと、プロローグと同じく船倉に隠れている。
特別に彼女も同行を許可される。
さあ、出かけよう!

どこまでも広がる海を行く船。
それをバックに、スタッフロールが流れる。
ここまで本当に長かった。

沖合で網を上げると、石版が1枚かかっていた。
地図ではなく、文章が書かれている。

なんと、キーファからのメッセージが刻まれていた。
過去の世界に残った彼は、ユバールの守り手として生活を続けた。
漫画版では、謎の神殿に最初から入れてあった石版の数々は彼が見つけたものということになっている。
そして・・・。
キーファ:どんなに離れていても、オレ達は友達だよな!

DQ7はキーファで始まって終わった、ということか。


THE END

2015.08.30 23:11

プレイ時間 55:01
エンカウント915回
全滅17回

(以下、2行目の数字は「HP:MP 攻撃力/守備力」となっている)

カイト:Lv34 賢者★7
216:153 211/291

マリベル:Lv29 魔法戦士★4
207:147 134/223

ガボ:Lv33 魔物マスター★7
264:99 218/231

メルビン:Lv32 パラディン★5
282:163 267/224


やはり長い話になった。
ショートストーリー18本だけで、すでにDQ5や6を上回るほどだからね。

PS版と比較して、プレイしやすさは確実に上がった。
石版探しはしやすくなったし、バトルも基本職をマスターしやすくなったことが大きい。
終盤はノーコストのコーラルレインやメイルストロムが強すぎて、
ザコ戦で苦戦した覚えが全くなかったが・・・。
全滅17回の半分以上はダーマ編で記録した。やはり地獄だった。

好きなエピソードBEST5
1位:ダーマ(NPC4人の存在が大きい)
2位:フォロッド(DQには珍しい機械文明がツボに)
3位:コスタール(クリアした後、街の景色が最高)
4位:マーディラス
5位:ルーメン

難しかったエピソードBEST5
1位:ダーマ(ボス戦に次ぐボス戦、しかも強敵のオンパレード)
2位:聖風の谷(やはりヘルクラウダーは強かった)
3位:ハーメリア(現代に戻れるようになったので、今回はそこまででもなかったが)
4位:マーディラス(2回のボス戦がかなりの難関)
5位:フォロッド(フィールド上のエンカウント率が下がったのが救い)

・・・やはりダーマ編のインパクトが強い。いろいろな意味で。
ダーマ編は小説を、フォロッド編はマンガ版を読むとさらに楽しめる。おすすめ。




8/31

もうちょっと続けて書いてみよう。

PS版になかった要素として、サイドストーリーの配信がある。
本編をクリアした後、移民の町で通信が可能だ。
ただし、移民を3人ほど連れてくる必要がある。

サイドストーリーは3本。
まずは「なつかしき友の記憶」。キーファのエピソードだ。
本編のユバール編の最後、カイト達を見送った直後の話。
野営地に戻ったキーファは、早速ライラに結婚を申し込んでいるよ。いくらなんでも速攻過ぎないか?
長老が用意した試練に挑むことになる。
どうやら、キーファをはじめとするユバールの人々からは一行が見えない様子。

試練の内容は、洞窟の最上階にある花を持ち帰ること。
道中に出る魔物はマーディラス地方と同じ顔ぶれだ。
Lv13のキーファ1人で勝てる相手とは思えないが、それでも彼は進んで行く。

しかし、最後の最後に強敵が待っていた。
まともにぶつかったら、まず勝てない魔物が。

ヘルクラウダーである。

本当にまさかの再登場だ。
今でもかなり強く、あっさりキーファに勝利してみせる。
次はカイト達が戦うことに。
初手でマリベルがコーラルレインを撃ってみたところ、ダメージが3桁に乗ったので
同じ岩石系の正拳突きが効くと判断。
バイキルトをかけたメルビンなら、ダメージは400を超える。
今回はMPを攻撃に回す余裕もあるので、カイトはメラゾーマを撃ちまくる。
ガボは正拳突き、マリベルはコーラルレイン。1ターンに1000ダメージを与えることだって可能だ。

この後グランエスタード城で起きるイベントで、
いつの間にかアイラが王家の指輪をつけていた。
まあ、アイラがキーファとライラの子孫だってことは前からほぼ確定していたが。


2つ目は「若き日の英雄」。
天上の神殿で生活する、若い頃のメルビンに会うことができる。
見かけは緑の服を着た兵士と同じように見えるが、
頭まである鎖帷子を着ているところは今のメルビンに共通する。
実力に関しては周囲からの評価も非常に高いが、相棒のニコルとともに遊び歩くことが多いようだ。

ニコルに魔法のじゅうたんを見せると、祈りの指輪をくれる。
これで終わり・・・なのだろうか。


3つ目、「幼き大神官の思い出」。フォズが登場する。
過去ダーマに降り立ち、まっすぐダーマ神殿を目指そう。

そこでは、地下通路を封印する計画が持ち上がっていた。
物理的に封鎖するのは可能としても、そこに残る闇の力を抑え込まなければ完全とは言えない。
ただ、フォズの魔力でも足りない。
世界一高い塔の最上階まで行って、神の力を得ればできそうだ。
カシムに代わり、一行が護衛を引き受けることとなる。

ちなみに、フーラルとザジは今も旅に出ているのか今回は会えずじまい。
ネリスはどうも最近体調がよくないようだ。
薬でも必要なら、言ってくれれば探しに行きたいところ。

すっかり忘れていたが、世界一高い塔の入り口は封印されていた。
本編ではホットストーンを使うと開いたから、メルビンなら開けられるはず。

内部に出る魔物は、本編と変わりない。今となっては苦戦する要素無し。
同行しているフォズは、今回も一緒に戦ってくれる。
強さは本編と同じ。カイト達が大幅に強くなったので物足りなく感じるかもしれない。
とはいえ、せっかくだしバトルを楽しんで行こう。
作戦を3人とも「おれにまかせろ」に設定。カイトも、本編でここに来た時に持っていた技だけで戦う。
このハンデでちょうどいいくらいだ。
カイトのバギマorいなずまとフォズのヒャダルコを合わせれば、大抵の魔物は倒せる。

もちろん会話も聞いておく。ガボとの掛け合いが絶妙だ。連れてきてよかったよ。
メルビンが必須なので、このメンバーがベスト。

ある意味一番手強いのは、道のりの長さと階段の多さかもね。
それに対する反応も四者四様だ。
フォズ:だ、大丈夫です・・・大神官ともあろう者が、疲れたなどと弱音を吐くわけには・・・
マリベルは疲れモード、メルビンは余裕、ガボは普段通りってところか。

最上階にたどり着くと、神の力を得てフォズの魔力が強化される。
この後にダーマ神殿まで帰れば任務完了だ。

なお、このサイドストーリーは1度見るとリプレイはできない。
見た後はセーブせずに切っておいた。


隠しダンジョンもある。
謎の神殿には、まだ石版が揃ってない台座が2つある。
神殿の地下1階と地下2階に1つずつ。いずれも、最後の鍵が無いと行けない。
地下1階の方は、石版4枚が必要だ。
現代の海底都市、過去のサンゴの洞窟、メダル王の城(メダル85枚)、そして最後はエンディング中のグランエスタード。

DQの隠しダンジョンは、今まで行ったダンジョンのマップの寄せ集めであることが多い。
まるで世界中を一気に旅しているようだ。
出てくる魔物はやたら強い。
今作はこちらの特技が充実しているが、それに対抗するように向こうはHP400などザラにいる。
メイルストロムにコーラルレイン、正拳突き、かまいたち、真空波をメインの攻撃手段にする。
時空のダンジョンのマップでは、2個目となる賢者の石が手に入るので忘れず回収だ。

かなり長い道のりを踏破すると、山肌の集落にたどり着く。
ここではセーブのみ可能だ。
そこから少し進むと最深部。
神殿に誰かいる。他ならぬ、神が。
その外見は偽者とは大きく異なり、サンタクロースのような顔立ちを持つ太ったおじいさん。
本編中で聞いた通り、魔王と戦った後にメルビンを封印し
自らはこの場所で修行を重ねていたという。
そんな話を一通りした後、選択次第で腕試しを挑める。

その強さはまさに「神」。
さすが隠しボスという強さの持ち主だ。
煉獄火炎に凍てつく冷気など、強力な全体攻撃はまあ想定内。フバーハすれば前者は100くらいまで抑え込める。
だが彼の特徴はそこではない。
ステテコダンス一発ギャグで、1回休みを狙ってくるのだ。
しかも、あやしい瞳まで使う。単体に確実に決まるラリホーの効果。
いずれも防ぐ方法は存在しないだろう。
誰がいつ止まってもおかしくない戦いになる。
こんなネタにしか見えなかった特技がこれほど恐ろしいものだったとは・・・。

前半こそあまり攻撃が激しくなかったので、凍てつく波動で消される補助効果をかけ直しながら
バイキルト+通常攻撃やかまいたちで少しずつ削る。
それでも、煉獄火炎or凍てつく冷気+かまいたちで誰か倒される可能性がある。
このコンボでガボがKOされ、ザオリクを使おうとしたカイトに先制あやしい瞳を決められる。
そしてここでジゴスパーク!
地獄の雷を呼び寄せ、全体に240ダメージを与える究極特技の1つ。
ディン系なので防具では防げず、マジックバリアも無効。
残されたのはHP11のマリベルのみ。
とりあえずベホマで回復するが、次もジゴスパークが来て残りHP3に。
そして、回復する前に先制かまいたちで終わった。

この時点で、こちらの平均Lvは35。
いくらなんでも低すぎたと言うしかない。
普通に倒すだけでも困難を極めそうだが、入手した情報によると
19ターン以内に勝たないと意味が無いとのことだ。
これができるまで鍛えるのは、相当の時間を要するだろう。
どうやら、ここまでにする方がよさそうだ。

DQ6以降、隠しボスに勝てないまま終わる作品が続いている。
時間かければできないことはないんだが、その時間が正直惜しい。


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